旧クリーン・ジャパン・センター
CJC調査研究報告書
1997年要旨
CJC-9702 | 資源総合利用計画報告書(臨海地区をモデルとする環境コンビナート構想) |
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山口県臨海地区(宇部市周辺)をモデルとして、環境コンビナート(石油化学コンビナートのような各種要素技術の有機的結合による廃棄物の処理・リサイクル構想)を構成する要素技術の調査、対象地区の廃棄物発生・処理の実態調査等を行い、汎用シミュレーターのモデルを作り、処理プロセスの最適化及びフィジビリティスタディーを行い、事業の採算性を検討できるようにした。
CJC-9703 | 廃棄物の高度再資源化処理技術等の調査・検討報告書(廃ガラスびんの再生利用/細骨材化検討) |
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廃ガラスびんの再利用の一環として、道路舗装向け細骨材としての可能性につき検討を行った。具体的には廃ガラスの細骨材利用に関する粉砕・選別等の実験を行い、細骨材化された廃ガラスびんをアスファルトに混合し、テスト舗装を行い、舗装向けに適した最適粒度及びアスファルトとの適正混合比率の検討を行った。
CJC-9705 | 欧州先進国リサイクル技術調査団報告書 |
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「欧州先進国リサイクル技術調査団」をドイツ、イギリス及びフランスに派遣し、廃棄物リサイクル関連企業を訪問し、最新情報を入手した
CJC-9706 | 製品アセスメント個別指導書作成事業報告書(アルミニウム箔のリサイクル) |
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廃棄物の減量化、再資源化の促進を図るために、各製造事業者が自らの製品・製法を減量化、再資源化の観点から評価し、見直すことが必要であり、個別指導書(アルミニウム箔に係る個別指導書)を作成した。
CJC-9707 | 製品アセスメント個別指導書作成事業報告書(エコパッケージデザインへの取り組み) |
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廃棄物の減量化、再資源化の促進を図るために、各製造事業者が自らの製品・製法を減量化、再資源化の観点から評価し、見直すことが必要であり、個別指導書(エコパッケージデザインに係る個別指導書)を作成した。
CJC-9708 | 「散在性廃棄物対策の推進」事業報告書(ボランティアリーダーの育成) |
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公園、路上等に現に散乱しているあき缶等の散在性廃棄物を回収し、再資源化と環境の美化を図るために、ボランティアリーダーの育成研修会,職員の派遣、パンフレットの配布等を行った。
CJC-9709 | グリーン・プロダクティビティに関する第1回世界会議参加報告書 |
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1996年12月にフィリピンのマニラにおいて開催されたグリーン・プロダクティビティに関する第1回世界会議の廃棄物・リサイクル・環境ビジネスに関連する論文を日本語訳した。
CJC-9710 | 廃棄物減量化のための社会システムの評価に関する調査研究 |
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容器包装リサイクル法の本格施行を前に、大阪府岸和田市をモデル地区とし、大型店舗を回収拠点としたPETボトル等の容器包装廃棄物の回収を行い、その成果を回収量及び経済性の観点から評価した。
CJC-9711 | 再資源化技術の開発状況調査報告書(ガラスびんカレットの他用途利用) |
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ガラスびんカレットの他用途利用は、近年、タイル、ブロック、軽量骨材、道路舗装等ガラスびん以外の用途に徐々に利用されてきており、これら技術を体系的・網羅的に把握するために調査・分析を行った。
CJC-9712 | 食品工場排水汚泥リサイクル対策事業調査報告書 |
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北海道地区等の食品産業の各工場から排出される汚泥について、その種類、発生量、処理処分、再利用及び再資源化等の現状把握並びに汚泥の減量化、再資源化を促進させるための調査、検討を行った。
CJC-9713 | データベースシステム構築調査(調査結果の概要) |
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我が国の製造業、電気、ガス業における産業廃棄物等の発生、処理・処分、再資源化の現状を把握することを目的に、全国の約5,600事業所を対象にアンケート調査を行った。アンケート集計結果を基に、業者別・産業廃棄物等の種類別に排出量(率)、処理・処分量(率)、再資源化量(率)等の全国推計値等を算出した。
CJC-9719 | 廃棄物関連情報検索表(CJC発行分) |
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当センターが発行した多数の報告書、定期刊行物等の中から、必要情報が掲載された文献が容易に検索・閲覧できるように内容を分類・整理した。
CJC-9720 | 廃棄物関連情報検索表(CJC以外の情報) |
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当センターが収集した多数の報告書、定期刊行物等の中から、必要情報が掲載された文献が容易に検索・閲覧できるように内容を分類・整理した。
CJC-9721 | 生活産業廃棄物等高度処理・有効利用技術研究開発成果報告書 |
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・「都市型総合廃棄物利用エコセメント生産技術」都市ゴミ焼却灰以外に、下水汚泥や産業廃物などを原料としたエコセメントについても安定した品質を得られることが確認された。また、排ガス測定結果からいずれも環境上安全であることを確認した。
・「特定フロン破壊処理技術」プラズマトーチ、反応炉、冷却缶部材、吸収塔および配管等についての耐熱性、耐食性等の耐久性について実験し、連続運転の研究を行った。また、運転コストの低減のための研究を行った。さらにフッ化カルシウムの再利用について研究を行った。
・「高速・低臭バイオ生ゴミ処理技術」破砕・水分調整技術、調整処理技術、醗酵処理技術、環境対応技術、包装材への対応技術の確立とともに、コンポスト化技術の開発を行い、実用化のための種々の検討をおこなった。
・「環境調和型プラスチック製容器等製造技術」高粘度化技術とフィルム成型およびゴミ袋製造技術について基本技術はほぼ達成した。ゴミ袋の実用性の確認を行った。また、コンポスト中での生分解性プラスチックの分解挙動を把握した。
・「普及型廃プラスチック・サーマルリサイクルシステム技術」本技術確立のため、収集システムおよび固形燃料化システムの研究を行った。実証プラントの運転研究では、13種類の対象廃棄物から24種類の固形燃料を製造し、各種のデータを収集した。
・「冷媒フロン再生処理技術」代替フロンに含まれる微量な特定フロンの除去は非常に困難であることを確認し、そのための受け入れ基準の見直しを行った。また、回収フロンの水分量が一定しないため、微細フィルターの設置が必要であることが判明した。
CJC-9722 | リサイクル技術等実用化支援研究成果報告書 |
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・「リサイクル製品等新規需要開拓技術開発」「廃プラスチックの高炉原料化」「廃木材のボード化」「廃棄寝具のRDF化」について、いずれも基本計画を策定し、詳細設計に着手した。また、上記プロジェクトによる「製品の広報事業」については展示会への出展と広報手法について基本構想を検討した。
・「ガラスびんカレット利用拡大に関する実証試験」「カレットの軽量土、建材ボードへの再利用」「可搬式カレット製造装置の開発」「結晶化ガラスの自動選別装置」について設計に必要な諸条件を確立するため実験装置を用いて検討をおこない、詳細設計に着手した。
・「リサイクル情報システムに係る開発」メーカとリサイクル産業間の情報交換をスムーズにおこなうため、メーカにあっては製品・部品・素材、リサイクル技術関連データを容易に検索できるシステムを開発する。リサイクル産業では、リサイクルのための課題をメーカに提供する。このためのデータベース項目について基本構想を検討した。
・「ペーパースラッジボードに係る技術開発」ボード製作のための押出機選定のために製造メーカ各社を調査し、使用の比較検討をおこなった。また、試験的に型枠を製作し、試作品による成分分析、機械的性質について調査した。これにより広幅ボードの製作ための基礎データを入手した。
CJC-9723 | リサイクル等環境技術研究開発成果報告書 |
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・「PETボトル高度再資源化技術」ボトルおよびフレーク状態での異物除去、高性能連続ボトル洗浄、および構成の破砕機の実験を行い、そのデータを実機設計に反映させた。その設計をもとに実証プラントの建設を完了した。
・「低級古紙新規用途技術」可搬型・多目的型かつ低級古紙対応可能な古紙解繊機、ファイバーの効率的利用に資するペレタイザー、並びに農業用マルチ吹き付け機の開発・実用化に向けて知見を得た。また、ファイバー配合舗装剤の施工技術についての知見を得た。
・「再資源化対応着色ガラスびん製造技術」最適ハイブリッド材料の研究、最適有機染料の選択のために、関連する特許および文献の調査を行った。上記染料のコーティングが可能な設備の設計をおこない、設備能力を検討し、実験設備を設置した。
・「処理困難廃プラスチック類再資源化技術」シュレッダーダストの乾留ガス化、非鉄金属およびガラス小粒物の選別実験をおこない、設備の建設に反映した。また、FRP浴槽の再資源化のための条件を検討し、リサイクル設備の建設を完了した。
・「混合廃棄物原燃料製造技術」不燃物および塩素・硫黄分の除去技術、添加剤の検討、反応条件について検討をおこない、実証プラントの建設を完了した。
CJC-9724 | リサイクル等環境技術研究開発成果報告書 |
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・「PETボトル高度再資源化技術」実証プラントを用いてボトル状態とフレーク状態での材質分離、色分離、洗浄プロセスについて基本運転条件を検討した。また、機能の異なる破砕機の性能比較試験を行った。
・「低級古紙新規用途技術」古紙を利用した道路舗装の耐久性については10万回走行試験を行いその有効性を確認した。農業用マルチについて雑草防除効果は確認されたが、一部野菜に対する育成阻害現象がみられ、その原因究明と対策が必要であることが判明した。
・「再資源化対応着色ガラスびん製造技術」ゾルゲル手法を用いた樹脂の硬度測定、有機染料によるコーティング実験をおこない、実験設備を利用した膜硬化速度の検討と着色ガラスびんのコーティングの耐磨傷性について検討を行った。
・「処理困難廃プラスチック類再資源化技術」シュレッダーダストの乾留ガス化、非鉄金属およびガラスの選別について実機による実験を行い、基礎的なデータを採取することができた。FRP浴槽についてはガラス繊維とプラスチックの配合比を検討し、洋瓦の試作を行った。
・「混合廃棄物原燃料製造技術」実証プラントを用いた不燃物および塩素・硫黄分の除去条件の検討、ならびにアルカリ添加剤の種類、量、添加方法などを含む反応条件などについて基礎条件化の検討を行った。
CJC-9725 | リサイクル技術研究発表会講演論文集(第5回) |
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資源循環技術研究開発の最新情報を提供するために、それを保有する企業・団体等の協力を得て2日間にわたる資源循環技術研究発表会(第5回)を開催した。(平成9年10月23日・24日 東京 発明会館)「廃棄物処理・リサイクル政策に係る最近の動向について」(通商産業省)、「古紙リサイクル製品-パルプモウルド-」(大石産業)、「スラミックス(リサイクル燃料)」(スミエイト)、「廃ガラスを用いた再資源化タイル事業-新しいジャンルの再資源化を目指して-」(クリスタルクレイ)、「廃磁気テープリサイクルパネルの応用例について」(フジ化成工業)、「セメントプラントでの廃パチンコ台リサイクル」(小野田エンジニアリング)、「廃ガラスびんの道路舗装材料への適用について」(前田道路)、「使用済みガラスビンの再資源化」(サンライト)、「連続鋼板洗浄ラインにおけるアルカリ廃液のリサイクル技術」(新日本製鐵)、「山口県宇部・小野田地区をモデルとする環境コンビナート構想」(宇部興産)、「多様なプラスチック廃材と廃木材のマテリアル・リサイクル」(アイン・エンジニアリング)、「連続誘導溶解炉による鋳造廃棄物の削減」(日立製作所)、「廃プラスチックの微粉砕化による再生利用」(ダブリュ・アイ・アール)、「RMJ方式ごみ固形燃料化システムと堆肥化システム」(日本リサイクルマネジメント)、「廃家電製品処理システムの開発」(石川島播磨重工業)、「熱分解溶融プロセスにおけるリサイクルについて」(三井造船)、「高周波プラズマによる特定フロン高効率破壊処理技術について」(新日本製鐵)、「エコパッケージデザインへの取り組み方」(日本パッケージデザイン協会)、「製造業界における製品アセスメントへの現状」(エヌエス環境)
CJC-9726 | 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進に関する法律・関連法令集 |
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容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進に関する法律・関連法令集。
CJC-9727 | 実証プラント実証実験報告書〈シュレッダーダスト燃料化再資源化〉 |
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シュレッダーダストを乾留工程において脱塩素処理し、乾留ガス、カーボン、油を回収し燃料化するとともに、乾留残渣は、銅(鉛)製錬炉を使用し、有価金属及びスラグとして再資源化するプラント。
CJC-9728 | 実証プラント実証実験報告書〈使用済飲料用アルミ缶異物分離処理〉 |
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不純物を含む使用済飲料用アルミ缶をロータリーキルンでアルミの脆性領域まで加熱し、キルンの回転力で破砕することにより、異物の分離、缶表面の塗膜の除去をおこない、純度の高い再生塊用原料を得るプラント。
CJC-9729 | 廃棄物等用途開発・拡大実施事業報告書 |
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再資源化率の低い廃棄物の新規用途開発・拡大を図るため、下記9事業について、廃棄物利用の試作品を製作し、性能試験、安全性試験及び市場調査等を実施した。1.再生加熱アスファルト混合物への砂化ガラスの有効利用、2.廃PET樹脂の再生技術、3.シュレッダーダストの非鉄金属回収、4.再生PET樹脂による非食品用用途開発、5.電気炉スラグのコンクリート骨材利用、6.アルミ箔とアルミキャップのリサイクル技術開発、7.焼却灰溶融スラグの有効利用、8.浚渫泥土の透水性舗装への有効利用、9.廃PET樹脂・廃プラのPETストーン利用