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旧クリーン・ジャパン・センター

廃棄物再資源化実証プラント一覧表

年度 テーマ
(プラント設置場所)
概要
昭和50年度 廃家電製品再資源化実証プラント
(千葉県市原市)
常温破砕選別装置と液体窒素による低温破砕装置との二系統により構成され廃家電製品から鉄・銅・アルミ等の有価物を回収するプラント。
昭和51年度 廃タイヤ再資源化実証プラント
(大阪府大阪市)
廃タイヤを常温破砕後、低温破砕装置を通して、粒度の細かい高品質のゴム粉を製造するプラントであり、得られたゴム粉は梱包緩衝材・弾性歩道・軌道用スラブマットのほか各種ゴム製品の原料に用いられている。
昭和52年度 廃プラスチック類再資源化実証プラント
(兵庫県赤穂市)
廃プラスチック類を主原料とし、ロータリーキルンにより熱分解し、燃料油・カーボンブラック・鉄分を回収します。カーボンブラックは精製造粒工程を経て製品となり、ゴム製品を製造することに利用されている。
昭和53年度 石油類スラッジ再資源化実証プラント
(兵庫県赤穂市)
原油や重油タンクの底に堆積する鉄さび、砂、粘度等を含むスラッジを溶融・粉砕・分級して油分は燃料に、鉄さび・粘土・砂等の固形分はセメント原料として活用する再資源化プラント。
昭和54年度 動植物性残渣の有機質肥料化実証プラント
(静岡県小笠町)
屠畜血液及び汚泥その他の屠場廃棄物に植物粕を混合して発酵・乾燥・異物除去を行い有機質肥料とする。
昭和55年度 有機性汚でいの固形燃料化実証プラント
(千葉県我孫子市)
高性能脱水技術により、下水及びし尿の混合汚泥を脱水乾燥して固形燃料化し、更に流動床焼却炉で焼却します。その時発生する熱エネルギーを電力の形で回収し、有機性汚泥を資源エネルギーの両面から総合的に有効利用するもの。
昭和56年度 有機系混合産業廃棄物の乾留再資源化実証プラント
(愛知県半田市)
廃樹脂・廃ゴム・廃インクなど多種類の有機系産業廃棄物あるいはこれらの混合物を乾留して燃料油を回収して有効利用するもの。
昭和57年度 北洋材バークの固形燃料化実証プラント
(富山県新湊市)
ソ連などから輸入された北洋材を加工、処理する際に排出される樹皮(バーク)を原料として固形燃料を製造し各種工場・施設の熱源・暖房その他の用途に有効利用するもの。
昭和58年度 廃発泡スチロール再資源化実証プラント
(神奈川県横浜市)
卸売市場等で大量に発生する廃魚箱などの発泡スチロール製容器を溶融・脱泡して、スチレンペレットとして再生・回収するもので、再生スチレンペレットは日用雑貨、文房具などの製品原料として利用される。
昭和59年度 水銀含有廃棄物再資源化実証プラント
(北海道留辺蘂町)
廃乾電池等水銀を含有する廃棄物から水銀・亜鉛・鉄くず等を回収し、再資源化するプラント。
昭和60年度 製紙スラッジ等の固形燃料化実証プラント
(千葉県市川市)
パルパーかす、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くずなどの廃棄物を破砕・選別・乾燥し、固形燃料を製造するもの。
昭和61年度 石油精製用使用済触媒の再資源化(再生)実証プラント
(山口県下松市)
石油精製工程での使用済み触媒を温風及び熱風によって処理し、再び石油精製に使用するもの。
昭和62年度 有機汚泥等コンポスト化実証プラント
(愛知県半田市)
し尿汚泥、動物性残渣、その他有機汚泥を原料とし、これを微生物によって発酵・乾燥し、コンポスト化するもの。
昭和63年度 含銀廃棄物再資源化実証プラント
(静岡県湯ヶ島町)
含銀廃棄物である印画紙、フィルム屑、スラッジ等を複炉式含銀回収システムを用いて焼却し、含銀率の高い燃焼灰を回収するもの。
平成元年度 石炭灰ゼオライト化実証プラント
(愛知県東海市)
石炭灰(フライアッシュ)を化学的に処理することにより人工ゼオライトという高付加価値製品を生産するプラント。
平成2年度 Alエッチング廃酸再資源化実証プラント
(長野県上伊那郡南箕輪村)
電解コンデンサーの電極箔製造工程で発生するAlエッチング廃酸を噴霧焙焼し、回収したアルミナを焼成して高純度なアルミナを生産するプラント。
平成3年度 PET再生資源シート化実証プラント
(和歌山県日高郡由良町)
産業系廃PETを原料にして、押出機と真空ベントを組み合わすことで脱気成分(水分及びオリゴマー)を強制的に排除し、相対粘度低下を抑制しつつ、連続的に再生シート化するプラント。
平成3年度 ポリオレフィン系廃プラスチックの熱分解油化実証プラント
(兵庫県相生市)
プラスチック成型工場等から排出されるポレオレィン系廃プラスチック(ポリエチレン、ポリスチレンなど)を原料に、これを接触熱分解法により油化し、得られた回収油を自家用等に供給するほか、熱分解過程で発生する石油ガス及び回収油の一部により発電してプラント用のエネルギーを自給するプラント。
平成4年度 砕石汚泥等の超軽量骨材化実証プラント
(千葉県長生郡長南町)
砕石事業で発生する汚泥を解砕、成形、乾燥、焼成して超軽量骨材化するプラント。
平成4年度 高濃度発酵廃液再資源化実証プラント
(山口県防府市)
高濃度の発酵廃液を酸処理し中和した後、無機系添加物を加えて混合、乾燥し肥料等にするプラント。
平成5年度 廃磁気テープ再資源化実証プラント
(鳥取県米子市)
製造工程で発生する廃磁気テープを粉砕したものを熱処理し、これをバインダー等と混合した後、加圧・加熱成形して建築用パネル等を生産するプラント。
平成5年度 カレットの超軽量骨材化実証プラント
(茨城県稲敷郡新利根村)
カレットを微粉砕し、これを粘土質粉末等と混合し、造粒、乾燥、焼成して高強度の超軽量骨材を製造するプラント。
平成6年度 シュレッダーダスト燃料化再資源化実証プラント
(宮城県栗原郡鶯沢町)
シュレッダーダストを乾留工程において脱塩素処理し、乾留ガス、カーボン、油を回収し燃料化するとともに、乾留残渣は、銅(鉛)製錬炉を使用し、有価金属及びスラグとして再資源化するプラント。
平成6年度 使用済飲料用アルミ缶異物分離処理プラント
(群馬県邑楽郡千代田町)
不純物を含む使用済飲料用アルミ缶をロータリーキルンでアルミの脆性領域まで加熱し、キルンの回転力で破砕することにより、異物の分離、缶表面の塗膜の除去をおこない、純度の高い再生塊用原料を得るプラント。
平成7年度 汚泥の化学工業用原料化実証プラント
(山口県宇部市)
濃縮・機械脱水したフレーク状の汚泥を加熱・加圧(170℃、7?/m3)して1時間保持し、細胞膜を熱変質させた後、急激に減圧することにより内部水を気化膨張させ、汚泥粒子の細胞膜を破壊する。内部水の流出・気化と汚泥粒子の微細化により、水分77%程度の流動性の高い汚泥として、化学工業用原料として利用する。
平成7年度 写真濃縮廃液高温酸化分解実証プラント
(埼玉県入間市)
濃縮した写真廃液を高温酸化反応装置に供給し、約950℃で有機と無機の還元性物質を完全に酸化分解し、固液分離装置で含銀スラッジとして回収するプラント。
平成7年度 PETボトル再資源化実証プラント
(栃木県河内郡南河内町)
使用済PETボトルをアルミキャップ分離装置、ラベル分離装置、除鉄装置を設置した新たなリサイクルシステムにより品位の高い再生ペット樹脂として回収するプラント。
平成8年度 金属・樹脂複合材再資源化実証プラント
(茨城県茨城町)
銅泊プリント基板等を破砕、選別(渦電流、風力、静電分離)機能を組み合わせた設備により、それぞれの有価物を単体分離し、回収するプラント。
平成8年度 塩素含有ダスト再資源化実証プラント
(愛知県渥美郡田原町)
塩素を含有するダストを原料としてこれらに含まれる重金属等の金属類を有価な純金属の原料として回収するプラント。
平成8年度 カレット高純度再資源化実証プラント
(愛知県岩倉市)
市町村から収集したガラスびんを破砕した後、ラベル除去、篩分けした後、陶磁器、石等の異物を除去し高純度なカレットとして回収するプラント。
平成9年度 再生PET粉体塗料化実証プラント
(栃木県今市市)
PET再生ペレットを原料にして、常温破砕技術を用いて安価な粉体塗料を製造するプラント。
平成9年度 廃プラスチックのディーゼルエンジン燃料化実証プラント
(茨城県日立市)
廃プラスチックを受入後、熱分解し、還流軽質化工程を経た後、冷却、凝縮することにより油を回収し、ディーゼルエンジンの燃料として利用するプラント。
平成10年度 有機系廃棄物再資源化実証プラント
(京都市)
食品廃棄物等の有機系固形廃棄物を原料にして、高温、高濃度で嫌気性発酵することによりメタンガスを回収し、発電用燃料とするプラント。
平成10年度 廃プラスチックの圧縮梱包実証プラント
(広島市)
廃プラスチックを破砕、選別後、回転式の減容機により圧縮した後、ネット状のシートを巻き付け、さらに、ポリエチレンフィルムで密閉梱包して再利用するプラント。
平成11年度 古紙の軽量高強度パネル化実証プラント
(東京都西多摩郡)
古紙を破砕後、パルパーにて離解し、加圧脱水成形、加圧乾燥成形後、切断機で 定尺に切断し軽量高強度パネルを製造するプラント。
平成11年度 塩ビ樹脂再資源化実証プラント
(滋賀県栗東町)
塩ビ廃棄物を微粉砕し、これに添加剤等を混合し、中間層用の原料 を製造した後この中間層用原料と内外層用原料を合流させ、再生発泡三層管を製造するプラント。
平成12年度 カーペット廃材再資源化実証プラント
(奈良県生駒郡)
カーペット廃材を破砕・粉砕後、安定剤を添加、溶融してペレットに成形、あるいは、繊維分、樹脂分および微粉末を分離して再資源化するマテリアルリサイクルプラント。
平成13年度 石炭灰の造粒化実証プラント
(山口県宇部市)
石炭灰を原料として、これにセメント、添加材および水を加えて造粒化することにより、造粒砂を製造するプラント。造粒砂は土木分野の土・砂代替材料の用途に使用する。

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