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外国はどうしているのかな?

ムンバイ市はどんなところ?

 レポーター: 宮西 貴子さん (2024年執筆(しっぴつ)

インドはどんな国?

ムンバイ市はインドという国にあります。

(みな)さんはインドという国を知っていますか?
インドの人口は、2023年4月に14(おく)2860万人になり、中国を()いて世界一になりました。
14 (さい)以下(いか)が人口の(やく)25%を()めていて、若者(わかもの)が多く活気にあふれています。
インドは経済(けいざい)も急速に発展(はってん)をして、世界有数の経済大国(けいざいたいこく)となりました。

世界地図でインド ムンバイ市を(さが)してみよう!

今や世界中に普及(ふきゅう)しているヨガは、インド発祥(はっしょう)
たくさんの人がヨガを日々の生活に取り入れています。

インドの人は、日本でもおなじみのチャイやカレーが大好(だいす)き。みんな毎日のように食べています。


下の写真はインドのチャイ(お茶)です。
たっぷりの茶葉を牛乳(ぎゅうにゅう)でじっくり煮出(にだ)した(あま)いミルクティー。地域(ちいき)によって、シナモンやショウガ、カルダモンなどを入れます。濃厚(のうこう)でとてもおいしいですよ!!

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インドのチャイ

食べ物はどんなものがあると思いますか?
一皿の上にさまざまなカレー(るい)やダールという豆のスープ、ライスやパンなどが乗ったインド(ばん)定食、
「ターリー」。一度に色んな味を楽しめる人気のメニューです。

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大きなお皿にたくさんのお料理(りょうり)(なら)ぶターリー

人気のストリートフード、ワダ・パーヴ (Vada pav)は、ポテトのお団子(だんご)()げたものをパンに(はさ)んだものです。日本のコロッケパンに()ています。

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いつも人が()えないワダ・パーヴの屋台

どんな服を着ているの?

こちらは(あざ)やかな色が美しい、チャニヤ・チョリ(Chaniya choli)というインド女性(じょせい)伝統的(でんとうてき)衣装(いしょう)です。

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タージ・マハルの入り口にて
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ナヴラトリのお祭りにて

ムンバイ市では ナヴラトリ(Navratri)というヒンドゥー教のお祭り(神様への(おど)り)やその()パーティなどのイベントで()ることが多く、日常生活(にちじょうせいかつ)ではほとんどの人がジーンズやT シャツなどカジュアルな服を着ています。


ムンバイ市はどんなところ?

インドの西海岸にある人口密度(じんこうみつど)の高い都市、ムンバイ市について紹介(しょうかい)します。
ムンバイ市は、音楽とダンスで構成(こうせい)されたインド映画(えいが)、ボリウッド(Bollywood)をたくさん生み出している(まち)です。新しいビルやマンション、高速道路(こうそくどうろ)などが次々に建設(けんせつ)され、(まち)発展(はってん)を感じることができます。
150年以上(いじょう)歴史(れきし)をもつムンバイ大学、インド工科大学ボンベイ校など、世界的(せかいてき)にレベルの高い大学があり、卒業生(そつぎょうせい)にはたくさんの政治家(せいじか)科学者、経営者(けいえいしゃ)がいます。

ムンバイ市には世界トップクラスの大富豪(だいふごう)がいます。しかし、(まち)では路上で生活するストリートチルドレンも多く、その貧富(ひんぷ)格差(かくさ)をどのようにしていくのか、少しずつ取り組みが進んでいるところです。

インドで一番信者(しんじゃ)の多いヒンドゥー教では、「カースト(せい)()」と()ばれる身分制度(せいど)があります。
自分がどのカースト(身分)に生まれたかによって、住む場所、どのような仕事に()くかなど、人生のあらゆる部分に影響(えいきょう)があります。
1950年に、憲法(けんぽう)でカーストに(もと)づく差別(さべつ)禁止(きんし)がされましたが、まだ習慣(しゅうかん)として(のこ)っています。

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ムンバイ市の高層(こうそう)マンション(ぐん)
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ドービー・ガートと()ばれる屋外(おくがい)洗濯場(せんたくば)

左の写真は、ムンバイ市の高層(こうそう)マンションです。インド人だけでなく外国人も()えて、スーパーには海外の食品も(なら)ぶようになってきました。

右の写真は、ムンバイ市で洗濯(せんたく)()のお仕事をする人が、ここでお仕事をしながら、生活をする場所です。
ムンバイ市のホテルや病院のシーツや衣服など、(まち)中の洗濯物(せんたくもの)がここに(とど)けられています。

後ろには建築中(けんちくちゅう)高層(こうそう)マンションが見えます。

貧困(ひんこん)連鎖(れんさ)()ち切ろう!

ボンベイに「ボンベイ・トゥ・バルセロナ(BOMBAY TO BARCELONA)」というカフェがあります。
インドとスペインの料理(りょうり)を両方楽しめる、(だれ)にでもオープンなカフェです。

このカフェは元ストリートチルドレンのアミン・シェイクさんが2016年にオープンしたライブラリーカフェです。

ムンバイ市には37,000人以上のストリートチルドレン(家がなく路上で生活する子どもたち)がいると言われています。とても(まず)しく、不安定(ふあんてい)健康状態(けんこうじょうたい)の中で生活しています。アミンさんもその1人でした。

「自分と同じような境遇(きょうぐう)の路上生活をしている子どもたちを助けたい」とアミンさんは、子どもたちが幸せにくらせるように、元ストリートチルドレンの人たちが(はたら)く場所として、カフェの売り上げを(かれ)らの住まいの支援(しえん)(ゆめ)実現(じつげん)のための資金(しきん)にして、貧困(ひんこん)連鎖(れんさ)()ち切るチャレンジをしています。

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ボンベイ・トゥ・バルセロナというカフェ
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どんな立場の人も歓迎(かんげい)している

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