インドはどんな国?
ムンバイ市はインドという国にあります。
皆さんはインドという国を知っていますか?
インドの人口は、2023年4月に14億2860万人になり、中国を抜いて世界一になりました。
14 歳以下が人口の約25%を占めていて、若者が多く活気にあふれています。
インドは経済も急速に発展をして、世界有数の経済大国となりました。
世界地図でインド ムンバイ市を探してみよう!
今や世界中に普及しているヨガは、インド発祥!
たくさんの人がヨガを日々の生活に取り入れています。
インドの人は、日本でもおなじみのチャイやカレーが大好き。みんな毎日のように食べています。
下の写真はインドのチャイ(お茶)です。
たっぷりの茶葉を牛乳でじっくり煮出した甘いミルクティー。地域によって、シナモンやショウガ、カルダモンなどを入れます。濃厚でとてもおいしいですよ!!
食べ物はどんなものがあると思いますか?
一皿の上にさまざまなカレー類やダールという豆のスープ、ライスやパンなどが乗ったインド版定食、
「ターリー」。一度に色んな味を楽しめる人気のメニューです。
人気のストリートフード、ワダ・パーヴ (Vada pav)は、ポテトのお団子を揚げたものをパンに挟んだものです。日本のコロッケパンに似ています。
こちらは鮮やかな色が美しい、チャニヤ・チョリ(Chaniya choli)というインド女性の伝統的な衣装です。
ムンバイ市では ナヴラトリ(Navratri)というヒンドゥー教のお祭り(神様への踊り)やその他パーティなどのイベントで着ることが多く、日常生活ではほとんどの人がジーンズやT シャツなどカジュアルな服を着ています。
ムンバイ市はどんなところ?
インドの西海岸にある人口密度の高い都市、ムンバイ市について紹介します。
ムンバイ市は、音楽とダンスで構成されたインド映画、ボリウッド(Bollywood)をたくさん生み出している街です。新しいビルやマンション、高速道路などが次々に建設され、街の発展を感じることができます。
150年以上の歴史をもつムンバイ大学、インド工科大学ボンベイ校など、世界的にレベルの高い大学があり、卒業生にはたくさんの政治家や科学者、経営者がいます。
ムンバイ市には世界トップクラスの大富豪がいます。しかし、街では路上で生活するストリートチルドレンも多く、その貧富の格差をどのようにしていくのか、少しずつ取り組みが進んでいるところです。
インドで一番信者の多いヒンドゥー教では、「カースト制度」と呼ばれる身分制度があります。
自分がどのカースト(身分)に生まれたかによって、住む場所、どのような仕事に就くかなど、人生のあらゆる部分に影響があります。
1950年に、憲法でカーストに基づく差別の禁止がされましたが、まだ習慣として残っています。
左の写真は、ムンバイ市の高層マンションです。インド人だけでなく外国人も増えて、スーパーには海外の食品も並ぶようになってきました。
右の写真は、ムンバイ市で洗濯屋のお仕事をする人が、ここでお仕事をしながら、生活をする場所です。
ムンバイ市のホテルや病院のシーツや衣服など、街中の洗濯物がここに届けられています。
後ろには建築中の高層マンションが見えます。
貧困の連鎖を断ち切ろう!
ボンベイに「ボンベイ・トゥ・バルセロナ(BOMBAY TO BARCELONA)」というカフェがあります。
インドとスペインの料理を両方楽しめる、誰にでもオープンなカフェです。
このカフェは元ストリートチルドレンのアミン・シェイクさんが2016年にオープンしたライブラリーカフェです。
ムンバイ市には37,000人以上のストリートチルドレン(家がなく路上で生活する子どもたち)がいると言われています。とても貧しく、不安定な健康状態の中で生活しています。アミンさんもその1人でした。
「自分と同じような境遇の路上生活をしている子どもたちを助けたい」とアミンさんは、子どもたちが幸せにくらせるように、元ストリートチルドレンの人たちが働く場所として、カフェの売り上げを彼らの住まいの支援や夢の実現のための資金にして、貧困の連鎖を断ち切るチャレンジをしています。