カメルーンのごみ問題
レポーター: 公立中学校 教員 加藤 和美 さん (2021年執筆)
(2017年~2019年当時はJICA海外協力隊のボランティア隊員としてカメルーンに派遣されました)
カメルーンの人たちは、よくごみをポイ捨てします。
ポ・・ポイ捨てをする人がたくさんいるの?
どうしてだろう?
昔はお家から出るごみは、生ごみなど自然の中で分解されてもう一度自然に還るものばかりでした。だから、ポイ捨ては大きな問題ではありませんでした。
しかし、今はプラスチック製品が出回っています。
プラスチック製品は自然に還ることが出来ません。
ごみの質が変化したにもかかわらず、カメルーンの人たちは昔と同じようにごみをポイ捨てしてしまっているのです。
自然に還らないものをポイ捨てすると、どうなるの?
例えば、ポイ捨てしたペットボトルが、溝の水や川の流れをせき止めます。
うわぁ! ごみだらけで、まちが汚くなるよ。
まちや自然の景観を悪くしたり、環境を破壊したり、汚れた水がたまって人に病気を広げる原因にもなります。
えっ!ごみ問題は、人の健康にもつながりがあるんだ。
人だけなの?
川が汚れると、そこに住む生き物はどうなってしまうの?
何か対策しているの?
川でペットボトルを集めている人たちを、よく見かけました。
集めたペットボトルの容器は安く売られ、消毒をしてリユースしているようです。
売っている! リユースしているの?
また、地域の会社がごみ収集や、まちの清掃も行うようになりました。
しかし、ポイ捨てをする人が減らない限りはこの問題は解決されません。
今までの習慣を変えることは難しいことです。
こんなに困っているのに、どうしてポイ捨てをやめないの?
ポイ捨てしたペットボトルは、川から海に流れていくよ。
こんなに大量に海に流れると、川や海に住む生き物はどうなるんだろう?
カメルーンだけでなはいよ。
日本の川にも、ごみ問題があるよ。
本当?日本の川にもポイ捨てあるって知っている?
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