うめ立て処分場に住むウエストピッカー
レポーター: JICA 森 達朗 さん (2021年執筆)
ウエストピッカーとは?
そんな不衛生なごみのうめ立て処分場にはウエストピッカーと言われる、お金になるごみを集めて、生活するためのお金をかせいでいる人がたくさん住んでいます。
お金になるごみとは金属、ペットボトル、空き缶、電化製品等です。それらはリサイクル会社がウエストピッカーから買い取って、スーダンの近くの国でリサイクルされています。
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スーダンのうめ立て処分場のウエストピッカー
小学生とか中学生くらいの子もいるよ!
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ウエストピッカーが集めたごみの例
スーダンにはごみのうめ立て処分場だけでなく、まちの中にもごみを拾って生活をしている人たちがたくさんいます。
まちのなかにもいるの?どうして?
どうしてウエストピッカーになったの?
その理由は南スーダンで戦争が起きたからです。
南スーダンの戦争では、たくさんの南スーダン人がスーダンへ逃げてきました。
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しかし、南スーダンは、スーダンよりも貧しい国で、逃げてきた南スーダン人の多くは、まともな教育を受けることができませんでした。
だから文字の読み書きができない人が多くいます。
そういった人たちはスーダンで仕事をみつけることもむずかしく、ごみを拾って生活するしかありません。そしてスーダンのごみのうめ立て処分場やまち中でごみを拾って生活をしています。
ウエストピッカーの中には小学生ぐらいの子ども達もいます。
どうして小学生なのに学校にいけないの?
彼らは家族を守るため、両親と一緒に仕事をしてお金をかせいでいます。
でも、その分学校で教育を受ける時間がありません。
教育を受けないと文字がかけなかったり、かん単な計算ができないので、決まった仕事につくことがむずかしく、大人になってもごみを拾って生活をしなければなりません。
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教育を受けられない子どもたちもいるんだね。
仕事がみつからないと、生活するお金はどうするの?
みんなはどう思う?
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