ドイツ ハノーファー市の紹介
レポーター: 田口理穂 さん (2016年執筆)
ドイツはどこにあるの?面積は?
ドイツはヨーロッパの中心に位置し、北は海です。
日本とほぼ同じ大きさで、8,200万人ぐらいの人が住んでいます。
日本の人口の3分の2程度で、平らな土地ですから、広々と感じます。
日本に47都道府県があるように、ドイツは16の州に分かれています。
ドイツの地図
(『なぜドイツではエネルギーシフトが進むのか』学芸出版社より)
私は北ドイツのハノーファーに住んでいます。
ニーダーザクセン州の州都で、人口は約50万人。緑ゆたかな街で、車のフォルクスワーゲンや、タイヤのコンチネンタルの工場があります。2000年には世界万国博覧会(エキスポ)が開かれました。
写真はハノーファー市庁舎です。
ハノーファー市庁舎
どんな食べ物があるの?
ドイツ料理は、肉が中心で、魚はあまり食べません。
ソーセージとジャガイモが大好き。
昼ごはんが一番ごうかで、肉、ジャガイモ、キャベツの酢漬けなどを食べます。春は白アスパラガスが名物です。
夕食はパン、ハム、チーズと冷たいごはんで、料理はあまりしません。
パンは何十種類もあり、小麦やライ麦など、いろんなこくもつが入っていて栄養たっぷりです。
チーズやハムもいろいろあるので、あきません。
白アスパラガスに子牛のカツレツ、ジャガイモ。
春の名物!
食べごたえのあるパン
まちの様子、ドイツ人の気質は?
ドイツの建物はどっしりとした石造りで、何百年も持ちます。
私の住むアパートもレンガ造りで、100年以上たっています。古い建物は天井が高く、気持ちがいいです。中は現代風に改装されています。
ドイツ人は、古いものを大事にします。
そのせいか、中古のフリーマーケットが人気です。日本と同じく、ものづくりが盛んです。よいものは修理して、長く使おうとします。
大きな町では、カーシェアリングも広まっています。
カーシェアリングとは、自分で車を持たずに、必要なときだけ車をかりて使うことです。
フリーマーケットで売られているティーカップ
ドイツの学校
ドイツの小学校は4年生までです。
1年生から4年生までクラスがえはなく、同じ先生が担当します。小学校を卒業すると、大学をめざすか、そうでないかで学校が分かれます。どちらも高校3年生まで同じ学校になります。受験はなく、小学校から大学まで無料です。
ドイツでは、子どもは学校のそうじをしません。
おそうじの人が来るので、子どもたちはよごしっぱなし。
「日本では子どもが自分でそうじするんですよ」と話すと、ドイツの親たちはびっくりします。
小さいころから自分の場所をきれいにするのはいいですね、とほめられます。
小学1年生の子どもたち