家電製品
大きな家電製品
家電製品には鉄、銅、アルミ、プラスチック、ガラスなど多くの資源が使われています。
2001年3月までは、使えなくなった家電製品の多くは粗大ごみとして、これらの資源を取り出さないまま埋め立てられていました。
そのため、市区町村は大量に発生する家電製品の処理に困っていました。
そこで国は関係者と相談して、まず大きな家電製品をもう一度資源にもどして有効に利用する決まり(家電リサイクル法)をつくり、以下の大きな家電製品を対象にリサイクルすることにしました(2001年4月から)。
小さな家電製品
次に国は関係者と相談して、小さな家電製品をもう一度資源にもどして有効に利用する決まり(小型家電リサイクル法)をつくり、以下の小さな家電製品を対象にリサイクルすることにしました(2013年4月から)。
※回収・リサイクルは、全国いっせいではなく、準備のできた市区町村から始めることになっています。
※ほとんどの小さな家電製品が対象なので、何を回収するのかは、市区町村が決めることができます。
家電製品のリサイクル
家電リサイクル法の対象製品
リサイクルするにはどうしたらいいの?
使い終わった家電製品は、
その家電を売ったお店や買い替えのお店が回収します。
⇒私たちは、使い終わった家電製品を引き渡す時に「お店の人が運ぶ費用」と「リサイクルにかかる費用」を支払います。
その後、家電製品を作った会社が引き取り、リサイクルします。
回収された家電製品は、どのくらいリサイクルされているの?
製品名 |
家電リサイクル法で決められた リサイクル率 |
実際の リサイクル率(2012年度) |
エアコン |
70% |
91% |
テレビ ブラウン管テレビ 液晶・プラズマテレビ |
55% |
82% |
50% |
87% |
冷ぞう庫・冷とう庫 |
60% |
80% |
洗たく機・衣類かんそう機 |
65% |
86% |
出典:経済産業省、環境省共同発表「家電リサイクル法の施行状況(引取実績)及び家電メーカー各社による家電リサイクル実績をまとめました(平成24年度分)」より作成
何にリサイクルされるの?
お店で回収された家電製品は、家電リサイクル工場に運ばれ、分解・破砕され、さらに、鉄、銅、アルミ、プラスチック、ガラスなどの原料として使用できる状態になるまで種類別にきちんと分けられます。
その後、鉄、銅などを作る工場に原料として売られ、さまざまな製品に生まれ変わります。
オゾン層を破壊するフロンも回収しているんだ!
家電リサイクル工場では、エアコン、冷蔵庫からはオゾン層を破壊する「フロン」も回収し、適正に処理・リサイクルできる会社に引き渡しています。
動画を見てみよう |
環境省 動画チャンネル
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(一財)家電製品協会
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Panasonic
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小型家電リサイクル法の対象製品
リサイクルするにはどうしたらいいの?
市区町村のルールに従い、リサイクルされます。
たとえば、市区町村の回収ボックスに入れたり、お店の回収ボックスに入れたりします。
このマークが 小型家電を回収している目印です
このマークは、国の認定を受けたリサイクル事業者、小型家電リサイクルに取り組む市区町村しか使用できません。