cjc | 9月号-3

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パソコン教材を使った3R体験モデル学習講座
 当センターでは、夏休みを利用して、パソコン教材を使ったモデル学習講座を行いました。パソコン教材は前号で紹介した2種類(小学生以上対象、中学生以上対象)を活用し、公民館での講義とパソコンリサイクル工場の見学をセットにして2回行いました。
 この講座の目的は、児童・生徒を含む地域住民の方々に、教材を通じて3R関連法と地元企業の3Rへの取組みについて理解を深めていただくことです。講座終了後のアンケートに、「パソコンにはきちんとリサイクルされれば資源に生まれ変わる物がたくさん含まれていることがわかった」と書いた生徒もおり、所期の目的は達成できたのではないかと思っています。
 なお、本講座の実施に当たっては、講師、工場見学先の方々、相模原市教育委員会、藤沢市教育委員会、湘南台中学校の方々にご協力をいただきました。ここに記して感謝申し上げます。
(1) 小学生以上を対象とした講座
日  時: 8月4日
場  所: 相模原市横山公民館
参加者: 小学生10名と大人8名
講  師: 江頭基子(NPO法人全国学習支援ネット)、御代政博(富士通(株))、石渡戸真由美(日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会)、櫻井敏朗(相模原市環境事業部)(敬称略)
見  学: 富士通首都圏相模原リサイクルセンター
(2) 中学生以上を対象とした講座
日  時: 8月27日
場  所: 藤沢市湘南台公民館
参加者: 中学生13名と大人10名
講  師: 塩ノ谷淳一(日本IBM(株))、鳥生学(藤沢市環境部) (敬称略)
見  学: 日本IBM(株)藤沢工場


NPO法人循環型経済社会推進機構通常総会
 平成16年7月27日(火)、リーガロイヤルホテル東京において、NPO法人循環型経済社会推進機構の平成16年度通常理事会、引き続き経済産業省及び国土交通省から来賓をお招きしての通常総会が開催されました。総会では審議された各議案について、いずれも全会一致で承認可決されました。


平成17年度廃棄物・リサイクル関連予算概算要求の概要
 8月31日に平成17年度予算の概算要求が締め切られましたが、関係省庁における廃棄物・リサイクル関連の概算要求は次のとおりです。

<経済産業省>   廃棄物・リサイクル関連経費は、一般会計35億円、石特会計61億円、合計96億円で、その概要は以下のとおりです。
1. リサイクルの総合的な推進
2,087,355千円
<新規事項>  
  ○国際資源循環システム基盤整備費(一般) 120,000千円
  ○3Rシステム化可能性調査事業(一般) 164,000千円
  ○循環型経営促進基盤整備事業(一般) 120,000千円
  ○環境ビジネス支援補助金(一般) 100,000千円
2.
容器包装リサイクルの円滑な推進 215,932千円
○容器包装リサイクル法の施行に必要な費用(一般) 71,859千円
  ○容器包装リサイクル推進調査(一般) 116,758千円
  ○廃棄物リサイクルシステムエネルギー効率化調査(石特) 27,315千円
3.
家電リサイクルシステム等の構築 192,107千円
○特定家庭機器等再商品化関係事業(一般) 192,107千円
4.
自動車リサイクルシステムの構築 171,915千円
○自動車無公害化等推進調査(一般) 37,286千円
  ○自動車リサイクル促進普及情報提供事業(一般) 134,629千円
5.
古紙等リサイクルの推進 57,282千円
○古紙再利用促進対策(一般) 46,823千円
  ○生活用品再利用促進対策(一般) 10,459千円
6.
リサイクル関連技術開発の推進
(NEDO交付金を含む)
6,867,902千円
<新規事項>  
  ○電気電子機器再資源化促進高温鉛はんだ代替技術開発(一般)
  (NEDO交付金)
190,000千円
  ○環境配慮設計推進に係る基盤技術の整備(一般) 120,000千円
  ○エネルギー使用合理化ライフサイクルアセスメントシステムのモデル構築事業委託費(石特) 200,000千円

<環境省>   廃棄物・リサイクル関連予算経費は、公共事業1,560億円、非公共事業122億円、石特会計25億円、合計1,696億円であり、 その概要は以下のとおりです。
1.
循環型社会システムの構築・リサイクルの推進 2,087,355千円
  ○エコ・コミュニティの事業経費 100百万円
  ○ゴミゼロ型社会推進事業費 112百万円
  ○リサイクル制度の体系化・高度化推進 85百万円
  ○アジア資源循環推進構想事業 200百万円
  ○産業廃棄物処理業優良化推進事業 117百万円
  ○電子マニフェスト普及促進事業費 230百万円
2. 循環型社会の実現に向けた社会資本整備等 2,087,355千円
(1)廃棄物処理・リサイクル施設の整備、エコタウン事業の推進等  
  ○廃棄物処理施設整備費補助金(公共) 155,985百万円
  ○ゴミゼロ型地域社会形成推進施設整備事業(エコタウン事業) 750百万円
  ○廃棄物処理施設における温暖化対策事業(石特) 2,400百万円
(2)負の遺産であるPCB廃棄物処理の着実な推進  
  ○PCB廃棄物処理のための拠点的施設整備事業
 (廃棄物処理施設整備費補助金(公共)の内数)
24,986百万円
  ○PCB廃棄物の広域的な収集運搬の推進に係る調査 49百万円
(3)市町村における浄化槽の整備推進事業の促進  
  ○浄化槽の整備事業
 (廃棄物処理施設整備費補助金(公共)の内数)
38,489百万円
  ○汚水処理施設普及対策助成金制度(仮称) (浄化槽の整備事業の内数) 5,000百万円
  ○維持管理の効率的な手法調査事業 18百万円
3. 産業廃棄物適正処理対策の強化、不法投棄の未然防止の推進と支障物除去等のための支援等
  ○産業廃棄物不法投棄等原状回復措置推進費補助金 4,420百万円
  ○産業廃棄物不適正処理監視等対策強化費 212百万円
  ○不法投棄事案対応支援事業 59百万円
  ○産業廃棄物行政人材育成費 45百万円
  ○産業廃棄物処理事案立入調査指導費 33百万円
4. 廃棄物処理技術の研究開発
  ○廃棄物処理等科学研究に対する補助 1,780百万円



クリーン・ジャパン・ニュースレター [No.9] 3

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