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■建築用断熱材(押出法ポリスチレンフォーム板)の自主回収システムの構築
 (日本自転車振興会 補助事業)

 
(1)目的
 建築物の解体において、建築物の解体現場より発生する建築用断熱材(押出法ポリスチレンフォーム板)を、法に依らずに自主的に回収するシステムを構築することを目的とします。

(2)必要性
 建設資材のリサイクルにおいて、コンクリート塊、アスファルト・コンクリート塊の再資源化率はそれぞれ96%、98%(平成12年度)と進んでいます。一方、建設混合廃棄物の再資源化率はわずか7%であり、ほとんどが埋立処分されており、リサイクルの推進は大きな課題となっています。建築用断熱材(押出法ポリスチレンフォーム板)の廃材は現在、建設混合廃棄物として排出されていますが、真比重(0.03)が小さいため、比較的大きな埋立容量を占めています。これを、自主回収し、リサイクルを推進していくことにより、埋立処分容量の減少、建設混合廃棄物の再資源化率を向上させることが可能と思われます。

(3)検討結果
1.建築用断熱材の再資源化の現実的な用途の可能性としてはコークス炉化学原料、セメント燃料、ガス化原料、油化原料、プラスチック複合材の原料、再生ポリスチレンがあります。
2.建築用断熱材の回収ルート案に基づき、回収コスト試算(排出~再資源化)、LCA(CO2)評価試算を行った。結果の一部として、建築用断熱材の現在の使用例及び回収ルート案を以下に示します。





クリーン・ジャパン・ニュースレター No.5 2003.86

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