1994年12月20日の「包装と包装廃棄物に関する指令」(the Directive 94/62/EEC on Packaging
and Packaging Waste)は、規定された包装材のリサイクル率を5年後にその時の現状に応じた改正を行うよう求めていました。これに従って、欧州議会はリサイクル率を65%以上としているのに対し、欧州閣僚理事会は55%から80%までの範囲という案を承認しました。また、リサイクル率の達成期限について、欧州議会が2005年末としているのに対し、欧州閣僚理事会は2008年12月と若干先延ばしとなっています。産業界もコスト高を理由に欧州議会案に反対しており、改正案に関する調整が今後も続けられそうです。