鉄スクラップと回収されたアルミ缶について説明します。

鉄スクラップ:
　大きな炉で鉄スクラップを溶かし、決まった成分に調整します。
その後、鉄の棒、断面がH形・L形・I形などの細長い鉄の柱、鉄の板、鉄のコイルなどを作ります。

これらはいろいろな工場でさまざまな鉄製品に加工され使用されます。

　例:　建物の鉄筋や骨組、自動車の部品、機械部品など


アルミ缶:
　大きな炉でアルミ缶を溶かし、決まった成分に調整します。
その後、アルミインゴット(のべ棒)を作ります。

これをさらに薄く伸ばしてコイル状に巻き取ります(アルミコイル)。

このアルミコイルからアルミ缶が作られます。

また、アルミインゴットを部品工場で溶かし、自動車部品なども作ります(アルミ鋳物)。

例えば「鉄」は薄く延ばされて板の形になり、自動車や家電の部品になったり、棒のような形になって、建物を支える柱などになっています。

「鉄の板がどうやって車の部品になるのか?」はここをクリック!
■クルマこどもサイト　　TOYOTA

「動画」でくるまをどうやってつくるのか?を見る場合はここをクリック!
■TOYOTA～クルマこどもサイト～生産のようす

リサイクルマークが矢印でかこまれているわけは、

「使い終わったものを、もう一度資源(しげん)にもどそう」

いいかえると、

「ものを埋め立てたり、もやしたりしないで何度もグルグルまわして使おう」

ということを私たちにうったえるためです。


リサイクルマーク:　クリック!

　リサイクルにかんけいするマーク

自動車はいろいろな材料や部品からできてます。

中古部品としてリユースされたり

鉄、アルミ、銅、鉛(バッテリー)などの材料にリサイクルされ、

ふたたびいろいろな金属せい品に生まれ変わります。

なお、プラスチック部品や窓ガラスなどの一部はシュレッダーダストとなり、

自動車会社の責任で適正に処理・リサイクルされています。


◆　自動車のリサイクルについて、次のページにまとめました。　クリック !

　　 ごみはどうやって生まれかわるのかな(リユース、リサイクル) > 自動車

トイレットぺーパーの芯は「雑紙(ざつがみ)」という区分で、

パンフレット、コピー紙、包装紙、紙袋、紙箱などといっしょに収集されています。

ただし、まだ収集していない市町村もあります.


主に段ボール、お菓子などの紙箱、絵本などに生まれ変わります。

リサイクルとは、

使い終わった物をもう一度資源にもどして、それを原材料として新たに物を作ることです。

私たちが使い終った物を分別してごみ出しすると、もう一度資源にもどし、それを原材料として物をつくるしくみ(リサイクルルート)にのせることができます。

その分、ごみをもやす量と、埋め立てる量をへらすことができます。

さらに、その分、物を作るために自然から取り出す資源の量をへらすことができます。

くわしくは次のページを見てね!　クリック!

　 ごみをへらし、いかすために3R > リサイクル

　 どうしてリサイクルしないといけないの?

住んでいる市町村によってことなっているのですが、

多くの市町村では

もえるごみ、もえないごみ、粗大ごみの収集は有料となっています。(まだ、無料の市町村もあります。)

有料のわけは、ごみを減らすためです。

なお、有料と言っても、ごみ処理費の多くは税金であり、ごく一部を負担(ふたん)しているにすぎません。

◆粗大ごみのゆくへ

　クリック !

　ごみのゆくえ

◆粗大ごみの処理のようす(外部リンク)

　粗大ごみの処理　(東京都23区)

　粗大(そだい)ごみ処理施設(しょりしせつ)　(福島県伊達市ほか)

「ごみのゆくえのeが違うと思います・・・」:

　粗大ごみだけでなく、いろいろなごみのゆくえを知っていただこうと思い、
　このイラストを紹介しました。

なお、イラストの中身で、まちがっていると思われるところがあれば、教えてね。

ごみ処理場には、いろいろな処理場があります。

クリック !

　ごみのゆくえ


機械の台数は市町村によってことなるので、住んでいる市町村の「ごみ」の窓口におたずねください。

機械の種類はおおよそ次のとうりです。

○清掃工場
　ごみピット、クレーン、焼却炉、排ガスの無害化装置、熱回収ボイラー、発電装置、
　えんとつ

○もえないごみ処理施設、粗大ごみ処理施設
　破砕装置、鉄・アルミ回収装置(磁石)

○埋立処分場
　ブルトーザー

大阪府箕面市(みのおし)の場合:さんこう

　ごみ処理の流れと施設について

まず、ごみのゆくえを見てみましょう。

クリック !

　ごみのゆくえ

　なお、このWebの一番下にNHKの動画へのリンクがあるのでこれも見てください。

埋立地とは、

ごみを燃やした後に残る灰やもえないごみを埋め立てるところです。

海岸や野山に作ります。最終処分場(さいしゅうしょぶんじょう)ともいいます。


◆「埋立地が増えると何がいけないんですか?」のわけ

　・ ごみのうめ立て処分場を新たに作ると、海岸、森などの自然が失われます。

　・ ごみのうめ立て処分場を新たに作るにはお金がたくさんかかる。

　・ ごみのうめ立て処分場を作ろうとすると近くの住民が反対する。

燃えるごみとは、

清掃工場でもやすことのできるごみです。

たとえば、

生ごみ、プラスチック(資源ごみとして収集するもの以外)、汚れた紙など。


燃えないごみとは、

清掃工場でもえないので、もやさずに埋め立てするごみです。

たとえば、

ガラス、せともの、刃物など(資源ごみとして収集するもの以外)。

ただし、刃物などの金属製品は埋め立てる前に磁石を使用して資源として回収しているところが多い。

日本全体ののごみの量(1日)

◆おうち、お店から出るごみ(平成26年度)　

　12.1万トン

　　(うちわけ)
　　　・おうち　8.6万トン
　　　・お店　　3.5万トン


◆工場、工事、畜産などから出る産業廃棄物(さんぎょうはいきぶつ)(平成25年度)

　105.4万トン