工場などのごみ
ごみの出る場所
例えば
- 工場
- 建せつ工事現場
- ちくさん農場
工場などの人たちの取り組み
(1)ごみのしまつ
工場などから出る産業のごみ(「産業廃棄物」といいます。)は、国の決まりで、ごみを出した工場などが、
- みずから処理
- 許可を持った産業廃棄物処理業者にお金を支払って処理
しなければなりません。
また、リサイクルをできるだけ行い、埋め立て量を減らすことが求められています。
(2)使い終わった後の3Rを考えた「ものづくり」
工場など働く人たちは、作ったものが使い終わった後の3Rを考えて製品を作ることが求められています。
- ごみの発生の少ない製品
- リユースできる製品
- リサイクルしやすい製品
- リサイクルされた資源の利用
たとえば、
リターナブルびん
:何度も使われる(リユース)びん
※リターナブルびんも何度か使った後には使えなくなります。
リサイクルしやすい家電製品
リサイクルしやすい自動車
リサイクルされた資源(古紙)の利用の拡大
紙の原料の内訳(2013年)
グラフの出典:(公財)古紙再生促進センター 「日本の紙リサイクル 平成24年4月」より作成
ごみの種類
例えば、
工場からは、金属のくずなどが大量に出ています。また、汚れた水をきれいにした後に出てくる汚泥などもあります。
火力発電所からは、石炭のもえがらが、大量に出ています。
家やビル、道路や橋などを建てたりこわしたりする工事げん場からは、コンクリートなどのがれきが大量に出ます。
牛や豚、とりなどを育てているちく産農場からは、ふんやにょうなどが、大量に出ます。
ごみの量とゆくえ
工場などのごみは、1 年間で約 4億tの量が出ています。
その後、工場などのごみはもやされたり、リサイクルされたり、うめ立てられます。
下のグラフを見てみると、2012年度の工場などのごみのゆくえは
- リサイクルされた量 2億t、
- げん量化量 1.7億t
- うめ立てされた量 0.1億t
となっています。
※げん量化量とは:ごみをもやしたり、ごみにふくまれた水をしぼったりして、ごみの重さをへらした量
工場などのごみの量とゆくえ
出典:環境省「産業廃棄物の排出及び処理状況等(平成23年度実績)について」より作成
人にうつる危けんや毒があるものについて
人に病気などがうつる危けんがあるものや毒はきびしく安全に処理することが決められています。
使い終わったちゅうしゃ針や病院などから出るごみは、人に害をおよぼすものがあるので、特に厳しく管理されています。