日本の食料自給率と食料輸入先
日本の食料自給率(カロリーベース) 2014年度
(出典:農林水産省「平成26年度食料自給率について」より作成)
食料自給率とは?
食料自給率とは、国内の食料消費が、国産でどの程度賄えているかを示す指標です。
食料自給率は、単純に重量で計算することができる品目別自給率、食料全体について共通の「ものさし」で単位を揃えることにより計算する総合食料自給率の2種類があります。総合食料自給率は、熱量で換算するカロリーベースと金額で換算する生産額ベースがあります。
日本の食料自給率(カロリーベース)は平成26年度で39%となっている。食料のほとんどは輸入に依存しているね。
都道府県別食料自給率 2014年度
(出典:農林水産省「都道府県別食料自給率の推移(カロリーベース)平成26年度」より作成)
都道府県別に食料自給率を見ると、北海道、東北、北陸、九州地方が高いなぁ。
食料自給率が100%を越えているのは、北海道、青森、岩手、秋田、山形、新潟の6県、逆に5%未満は東京、大阪、神奈川の3県となっているよ。
先進国における食料自給率の比較
(出典:農林水産省「世界の食料自給率」より作成)
主な先進国の食料自給率(カロリーベース)をみると、カナダ258%、フランス129%、アメリカ127%、イギリス72%だけど、日本は39%で最も低くなっている。
食料の品目別自給率(重量ベース) 2014年度
(注1)品目別自給率、穀物自給率および主食用穀物自給率の算出は次式による。
品目別自給率=国内生産量/国内消費仕向量×100(重量ベース)
(注2)国内の出荷量は国内消費仕向量を指す
(出典:農林水産省「平成26年度食料需給表(確定値)」より作成)
米、かんしょ、鶏卵だけはほとんど国産だけど、食料の多くは輸入に依存しているね。
パンで使う小麦、豆腐で使う大豆、お菓子に入っている砂糖もほとんどが輸入されている。
食料の品目別自給率(カロリーベース)の推移
(出典:農林水産省「平成26年度食料需給表(確定値)」より作成)
1965年から約50年間でほとんどの食品の自給率は低下しているね。
果実や魚は約50%、肉は約40%も低下している。
食料の品目別輸入先 2012年度
(出典:農林水産省「知ってる?日本の食料事情(平成28年8月)」)
農産物の国別輸出額をみると、とうもろこし、小麦、大豆、牛肉についてはアメリカ、カナダ、オーストラリアが多くの割合を占めているよ。